©wildundleise.de/Georg Thum
人気と実力の双方を兼ね備えたフルート界のスター。1970年ジュネーヴ生まれ。ブリュネル、グラーフ、デボスト、マリオン、ラルデ、アルトー、ニコレに学ぶ。89年神戸、92年ジュネーヴの両国際コンクールで優勝。93年ベルリン・フィルに23歳の若さで首席奏者として入団。以来ソリストとしても世界各地で活躍し、EMI専属アーティストとしてコンスタントにCDを発売。深い音楽性と、自然で色彩感豊かな音色が絶賛を博している。
名実共に世界のトップに立つクラリネット奏者。1965年アルザス生まれ。13歳でソリストとしてデビュー。19歳でカーネギーホールにデビュー。85年にトゥーロン国際コンクール優勝。以来世界有数のソロ・クラリネット奏者として全世界で活躍。完璧な技術と品の有る豊かな音色で天才奏者としてベリオ、ペンデレツキ他数多くの作曲家達から曲を捧げられ初演も多い。近年では指揮者としても活躍。デンオン、ドイツ・グラモフォン、BMGファンハウス他多数のレーベルより数多くのCDが発売されている。
パユ :ポリシーは「ある」とも言えるし、「ない」とも言えます。とにかくこのメンバーで音楽を愉しみながら、常に最高の音楽・演奏を目指したいと思っています。
©Denis Felix
パユ :今後のリリース予定はもちろん有ります。でも今はまだ秘密です。新譜に関しては、ワーナー・クラシックスからのプレスリリースをお待ちください。今申し上げられるのは、今後何年間かに亘りCD録音を予定している作品は数多く、その合計は7時間にも及びます。古典、ロマン派、近現代の作品、そしてピアノあり、ピアノなし、本当に沢山の作品が私達の録音リストには入っています。
メイエ:「既に何枚かのCDが発売されていますが、もうすぐまた新譜が出ます!」としか今言えないので、今後のリリースを楽しみにしていてください。
パユ :日本の聴衆は、世界の中でも最もマナーが良く、集中して演奏を聴いて下さいます。見せかけではなく、“精神的な何かが凝縮されている”と感じるのですが、それがメンバーにも反映され、生み出される音楽にとても特別で大切な意味を与えてくださっていると思います。
メイエ:世界中で日本の聴衆が一番好きです。演奏する作品に大変興味を持って下さいますし、演奏の間、とても集中して聴いてくださいます。その上、温かくとても熱心だと感じます。
パユ :レ・ヴァン・フランセの日本公演の中でも客席数の多いホールの
1つだと思いますが、室内楽演奏において必要とされる“親密な雰囲気”を作り出すことが出来るホールだと思います。私たちの様に力強い木管楽器奏者でも自然な音響、信じがたいダイナミック・レンジの広さと音の深みを与えてくれるホールだと思います。
メイエ:素晴らしいホールです。舞台から見ると大きく感じますが、とても温かくアットホームな雰囲気のあるホールだと思います。
©Shin Yamagishi
パユ :ツアー中にオフの時間があれば、街中をあちこち歩き回ってみるのが好きです。途中レストランで何かを食べたり、美術館やお寺に行ったり、買い物をしたり、友人に会ったりなどしながら毎日10,000歩を歩くように心がけています。
メイエ:プライベートな時間には、演奏生活とは全く異なったことをして過ごしています。友人や家族に会ったり、何か文化的なことを楽しんだり、自然の中で風景を眺めていたり。そういったことが楽しいです。
パユ :今回は、グリンカとテュイレといったとてもロマンティックな作品が入ったプログラムです。そして、フランスの作曲家の作品を加えることにより、聴衆の皆様にとってバラエティに富んだ異なった表現も堪能して頂ける、というお勧めプログラムです!
メイエ:文京シビックホールでまた演奏出来ることをとても楽しみにしております。演奏会でお会いしましょう!